夜勤72時間ルールの“救済案”、「根本的な解決にならない」―日医・中川常任理事(医療介護CBニュース)

 日本医師会の中川俊男常任理事は2月4日の定例記者会見で、中央社会保険医療協議会が審議している来年度診療報酬改定の個別項目(入院)について、これまでの議論に関する日医の見解を発表した。一般病棟の15対1入院基本料を引き下げるとする厚生労働省の方針に対しては、地方の看護師不足などから反対の立場を強調。一般病棟の7対1、または10対1入院基本料で看護職の月平均夜勤72時間以内の要件(夜勤72時間ルール)のみを満たせない場合に減額を一定程度抑える“救済案”についても、中川常任理事は「そういうものをつくることで、72時間が(算定要件として)固定化される。根本的な解決にはならない」との考えを示した。

 この日の会見では、(1)一般病棟の15対1入院基本料の引き下げ(2)夜勤72時間ルール(3)「栄養サポートチーム(NST)」や「呼吸ケアチーム」に対する加算など、チーム医療への評価(4)「介護支援連携指導料」の新設―の4点に関する見解を発表した。中医協の総会は(3)と(4)について、既に了承している。

 チーム医療の必要性について、中川常任理事は「全く異論はなく、賛成」との考えを強調。NSTと呼吸ケアチームに関する加算の施設基準などで、専門の研修が要件となっている点に関しては、地理的な理由などで職場を離れられない医療者も多いため、「提供されている医療そのものを評価するよう工夫してほしい」と要望した。
 一方、医療スタッフとケアマネジャーとの連携を促し、退院後のスムーズな介護サービス導入につなげる「介護支援連携指導料」については、「今回改定での新設に反対」との立場を改めて強調し、まず2008年度の報酬改定で新設された「退院時共同指導料2」を検証するよう求めた。

■72時間ルール緩和、「診療側はあきらめないで」

 来年度改定での夜勤72時間ルール緩和について、中川常任理事は「(中医協の)診療側の委員の方々はあきらめないでほしい。頑張っていただきたい」と述べ、「全面的でなくても、道筋は最低限付けてほしい」と求めた。一方、日本看護協会が主張している64時間への厳格化に対しては、「論外だ。全国的な看護師不足の中で、地域医療の現場をどう考えているのか」と切り捨てた。


【関連記事】
【中医協】医療職とケアマネとの連携を評価
【中医協】「夜勤72時間ルール」で四病協のアンケート結果を報告―西澤委員
【中医協】NSTや呼吸ケアなど、チーム医療で3加算を新設
【中医協】長期入院、毎月の「退院支援状況報告書」で減額せず
【中医協】重点課題のうち入院関連の改定案を提示−厚労省

自民、石川議員辞職勧告案提出へ 民主揺さぶり(産経新聞)
氷筍 洞窟で「タケノコ」ニョキニョキ? 北海道・百畳敷(毎日新聞)
大阪府4保健所、結核検診4割誤判定の恐れ(読売新聞)
「坂の上の雲」英訳版刊行へ(産経新聞)
外国人参政権法案 亀井氏「今国会は提出できない」(産経新聞)
[PR]
by ahiiol0efq | 2010-02-05 19:49


<< 【新・民主党解剖】第3部 沈黙... <東京メトロ丸ノ内線>煙目撃で... >>